日本歴史地名大系 「近衛町」の解説 近衛町このえちよう 京都市：上京区滋野学区近衛町上京区室町通下長者町下ル町の西寄りを南北に室町（むろまち）通（旧室町小路）が通り、北は下長者町（しもちようじやまち）通（旧鷹司小路）、南は出水（でみず）通（旧近衛大路）。平安京の条坊では左京一条三坊一保七町の東側と同四保一〇町の西側の地で、平安中期以降は鷹司（たかつかさ）小路室町小路南の地。平安時代、七町の地は官衙町の「左衛門督」、一〇町の地は「近衛殿」の地（拾芥抄）。寛永一四年（一六三七）の洛中絵図には町の東側を「近衛突抜町」、西側を「近衛町」とあるが、元禄四年（一六九一）京大絵図は両側とも「このへ丁」とあり、烏丸通と室町通の間の横町を「すんきり丁」と記す。 近衛町このえちよう 京都市：上京区滋野学区近衛町上京区油小路通出水下ル町の中央を南北に油小路（あぶらのこうじ）通（旧油小路）が通り、北は出水（でみず）通（旧近衛大路）。平安京の条坊では左京一条二坊三保一一町の東側と同一四町の西側の地で、平安中期以降は近衛大路油小路南の地。平安前期、一一町の地は官衙町の「左兵衛町」、一四町の地は「左獄」にあたる（拾芥抄）。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
