迫上(読み)せりあげ

精選版 日本国語大辞典 「迫上」の意味・読み・例文・類語

せり‐あげ【迫上】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 下から少しずつ押し上げること。
    1. [初出の実例]「案内を頼むと取次が下から競上げになって来る」(出典:国民新聞‐明治三八年(1905)一月四日)
  3. 劇場で、舞台花道一部に、俳優大道具を、奈落から押し上げること。また、その装置せりだし。せり。
    1. [初出の実例]「切穴へ落ると、せり上げにて、随戸平奴のなり、金比羅の樽を持出る」(出典:歌舞伎・幼稚子敵討(1753)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む