追論(読み)ついろん

精選版 日本国語大辞典 「追論」の意味・読み・例文・類語

つい‐ろん【追論】

  1. 〘 名詞 〙
  2. すでに述べ終わった論に、つづけて論ずること。意見をあとにつけ加えること。また、あとをおって論ずること。また、その論。
    1. [初出の実例]「此理前章に論せし所なれ共尚ほ爰に追論す」(出典:経済小学(1867)下)
  3. 人の死後、その人の生前にさかのぼって功績を論ずること。
    1. [初出の実例]「後之追論者、亦徒視其成敗〈略〉而不天下之事有智慮所一レ及」(出典日本外史(1827)一二)

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普及版 字通 「追論」の読み・字形・画数・意味

【追論】ついろん

昔のことをさかのぼって論ずる。〔史記、司馬穣伝〕齊の威王大夫をして古(いにしへ)の司馬兵法論し、穰(じやうしよ)を其の中に附せしむ。因りて號して、司馬穰の兵法と曰ふ。

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