出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
つい【追】
〘名〙 追加すること。後から補い加えること。動作・行動を表わす
名詞に付いて、もう一度同じことを行なう意を添えるのにも用いる。「追試験」「追起訴」「追体験」など。
※
源平盛衰記(14C前)一九「今二百部は追
(ツイ)の転読と申ければ」
おわ・ゆ おはゆ【追】
〘他ヤ下二〙 (ハ行下二段動詞「おはふ(追)」から転じて、室町時代ごろから用いられた語。多くの場合、終止
形は、「おわゆる」の形をとる) =
おわえる(追)※日葡辞書(1603‐04)「Vouaye, yuru,
eta(ヲワユル)」
おわ・える おはへる【追】
〘他ハ下一〙 おは・ふ 〘他ハ下二〙 ずっと追って行く。追いかける。
※梵舜本沙石集(1283)五末「冠者ばらをわえて
搦(から)めてけり」
ぼ・う ぼふ【追】
〘他ハ四〙 追う。追いかける。他の動詞の上について「ぼい━」の形になることが多い。「ぼいかける」「ぼいだす」など。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報