退校(読み)タイコウ

精選版 日本国語大辞典 「退校」の意味・読み・例文・類語

たい‐こう‥カウ【退校】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 学業の中途で生徒が学校をやめること。また、悪い行ないなどをしたために生徒に学校をやめさせること。退学。
    1. [初出の実例]「薄々は校長の耳へも這入ちょるといふから、退校(タイカウ)になるもしれん」(出典当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉二)
  3. 学校を出て帰途につくこと。下校
    1. [初出の実例]「凡そ生徒毎日午前九時を以て校に昇り、而して午後三時にして退校す」(出典:横浜新誌(1877)〈川井景一〉小学校)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android