コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

逃戸 とうこtao-hu; t`ao-hu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

逃戸
とうこ
tao-hu; t`ao-hu

古代中国で,本籍地を無断で離れ他郷に流寓した人。中国では水害,干魃などの自然災害や過酷な徴税などによって本籍地を捨てる人が古くからあった。彼らは流民などといわれていたが,均田制が施行された以後,逃戸対策が目立つようになった。逃戸は山野に隠れて盗賊となったり都市に入って雇い人となった者もあるが,その大部分は佃戸として荘園の小作に吸収されたと考えられ,逃戸の増大は,均田制の崩壊,荘園制の発達を意味した。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

逃戸の関連キーワード開元天宝時代安史の乱括戸政策王仙芝宇文融括戸

今日のキーワード

分水嶺

1 分水界になっている山稜(さんりょう)。分水山脈。2 《1が、雨水が異なる水系に分かれる場所であることから》物事の方向性が決まる分かれ目のたとえ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android