通衢(読み)つうく

精選版 日本国語大辞典 「通衢」の意味・読み・例文・類語

つう‐く【通衢】

  1. 〘 名詞 〙 通行の道。また、四方に通じた、交通の便のよい道路。往来の多い道路。街道
    1. [初出の実例]「鴨東煙華、祇園廟下通衢為最」(出典:鴨東四時雑詞(1816))
    2. 「通衢に連り待て人の雇傭に応ずるもの」(出典:匏菴遺稿(1900)〈栗本鋤雲〉暁窓追録補)
    3. [その他の文献]〔陳陶‐泉州刺桐花詠詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「通衢」の読み・字形・画数・意味

【通衢】つうく

四方に通ずる大通り。漢・曹大家班昭)〔東征の賦〕衢の大(したが)はん、捷徑(せふけい)(近道小径)を求めて、誰にか從はんと欲する。

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