連ソ・容共・扶助工農(読み)れんそ・ようきょう・ふじょこうのう

山川 世界史小辞典 改訂新版 「連ソ・容共・扶助工農」の解説

連ソ・容共・扶助工農(れんソ・ようきょう・ふじょこうのう)

一般に孫文の「三大政策」といわれる。1924年の第1次国共合作を実現させた孫文の政策をいう。孫文は19年の五・四運動影響を受け,大衆重要性を認識するようになり,同年10月中華革命党中国国民党へと改組した。その後ソ連との連携を実現させ,中国共産党を中国国民党内に受け入れ,労働者農民中心とする国民革命方式を決定する。

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旺文社世界史事典 三訂版 「連ソ・容共・扶助工農」の解説

連ソ・容共・扶助工農
れんそ・ようきょう・ふじょこうのう

孫文が1923年に唱えた三大新政策
1923年の孫文・ヨッフェ会談で確認され,24年1月広東 (カントン) で開かれた国民党第1次全国代表大会で正式に承認された新政策。ソ連と提携し,中国共産党をも受け入れ,労働者・農民を支援するもので,三民主義の新展開であり,これにより第1次国共合作が行われた。

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