連碁(読み)レンゴ

デジタル大辞泉 「連碁」の意味・読み・例文・類語

れん‐ご【連碁/×聯碁】

数人の者が二組みに分かれ、1局の碁を1石ずつ代わる代わる打つこと。

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精選版 日本国語大辞典 「連碁」の意味・読み・例文・類語

れん‐ご【連碁・聯碁】

  1. 〘 名詞 〙 囲碁で、対局者の双方複数で、各々が一定数着手交代して打ち進める碁。着手に関する相談が許されない点で相談碁と異なる。
    1. [初出の実例]「ある時は大殿も君も腰元家司どももある限り皆寄りつどひて連碁、連将棊などいふものすめり」(出典:十年前の夏(1898)〈正岡子規〉)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「連碁」の意味・わかりやすい解説

連碁
れんご

囲碁の特別な競技法の1つ。複数の対局者が交代に打ち,普通相談は許されない。その点が相談碁との相違である。連碁は主として祝賀会追善の場で打たれることが多い。譜が残っているのは江戸時代後期からで,勝負をつけるところまで打つより打掛けのケースが多い。交代の手数人員は一定していないが,打つ順序は開始前に定められる。参加者が多く,一人一手ずつの場合は特に一手碁という。

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