遊士(読み)ユウシ

デジタル大辞泉 「遊士」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐し〔イウ‐〕【遊士/×游士】

風流人。みやびお。
浪人。また、志を抱いて他国を遊歴する人。
天外―の懐郷の涙なりき」〈独歩愛弟通信
中国春秋戦国時代、策をたずさえて抗争する諸侯を遊説し、仕官を請うた者。

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精選版 日本国語大辞典 「遊士」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐しイウ‥【遊士・游士】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 遊蕩にふける男。たわれお。また、風流な男。みやびお。
    1. [初出の実例]「男躰にはなりひら・くろぬし・源氏此のごとき遊士」(出典:三道(1423))
    2. [その他の文献]〔沈約‐長安有狭斜行〕
  3. 祿を離れた人。主君に仕えていない人。浪人。また、志をいだいて遊歴する人。
    1. [初出の実例]「八十日が間、遊士(ユウシ)修練し給し、芳躅なり」(出典源平盛衰記(14C前)二四)
    2. [その他の文献]〔史記‐始皇本紀〕

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