運動量保存の法則(読み)ウンドウリョウホゾンノホウソク

デジタル大辞泉 「運動量保存の法則」の意味・読み・例文・類語

うんどうりょうほぞん‐の‐ほうそく〔ウンドウリヤウホゾン‐ハフソク〕【運動量保存の法則】

運動量は外から力が加わらないかぎりいつまでも保存され、複数物体が互いに力を及ぼし合っているとき、または力を及ぼし合う前後において、それらの運動量の和は常に一定に保たれるという法則

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百科事典マイペディア 「運動量保存の法則」の意味・わかりやすい解説

運動量保存の法則【うんどうりょうほぞんのほうそく】

力学基本法則一つ。〈物体に力が働かなければ運動量は変化しない〉。特に〈幾つかの物体が,外部から力を受けず,相互作用だけで運動するときは,運動量の総和は変化しない〉。衝突問題などに広く適用される。
→関連項目保存則

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法則の辞典 「運動量保存の法則」の解説

運動量保存の法則【law of conservation of momentum】

一つの力学体系に対して,外力が存在しない場合,あるいは少なくともある一点における周囲の力のモーメントゼロである場合には,この点に関する運動モーメントの総和は常に一定で変化しない.

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世界大百科事典(旧版)内の運動量保存の法則の言及

【運動量】より

…二つの物体A,Bがお互いに力を及ぼしあっているが,それ以外の力を受けないで運動している場合,全運動量pApBは時間的に一定で変化しない(保存される)。これは運動量保存則あるいは運動量保存の法則と呼ばれている。全運動量pApBを考えるとき,お互いに及ぼしあっている力は,作用と反作用として打ち消しあい,その時間変化を引き起こさないからである。…

※「運動量保存の法則」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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