道具屋節(読み)ドウグヤブシ

デジタル大辞泉 「道具屋節」の意味・読み・例文・類語

どうぐや‐ぶし〔ダウグヤ‐〕【道具屋節】

古浄瑠璃の一。寛文貞享(1661~1688)ごろ、道具屋吉左衛門大坂中心に語ったもの。播磨節影響が強く、その旋律義太夫節にも取り入れられている。

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精選版 日本国語大辞典 「道具屋節」の意味・読み・例文・類語

どうぐや‐ぶしダウグや‥【道具屋節】

  1. 〘 名詞 〙 上方(かみがた)浄瑠璃節一派。延宝・天和(一六七三‐八四)の頃、道具屋吉左衛門が語り始めたもので一代限りで廃滅した。播磨節を多用し、はなやかに人物が登場する時などに用いられた。道具屋。
    1. [初出の実例]「にっこと笑ひ、シテ 道具ヤフシ樊噲(はんくい)流は珍しからず」(出典:浄瑠璃・国性爺合戦(1715)九仙山)

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