道因 どういん
1090-? 平安時代後期の歌人。
寛治4年生まれ。俗名は藤原敦頼(あつより)。朝廷につかえ,従五位上,右馬助。「住吉社歌合」「広田社歌合」を勧進し,承安(じょうあん)2年藤原清輔(きよすけ)主催の白河尚歯会(しょうしかい)など,おおくの歌会に参加。同年出家。俊恵(しゅんえ)の歌林苑(かりんえん)の一員。歌は「千載和歌集」などにおさめられている。寿永元年(1182)ごろまでに死去。
【格言など】思ひわびさても命はあるものを憂きに堪へぬは涙なりけり(「小倉百人一首」)
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
Sponserd by 