道守(読み)ちもり

精選版 日本国語大辞典 「道守」の意味・読み・例文・類語

ち‐もり【道守】

〘名〙
道路を守るもの。みちもり。
書紀(720)神代上(兼方本訓)「時に泉道守者(よもつチモリひと)、白して云(まう)さく」
② 道路を巡回して人々の様子をうかがい歩いたり、非違を取り締まる人。ちもりや。ていら。
※十巻本和名抄(934頃)三「遉邏 唐韻云遉邏〈上丑鄭反〉 漢語抄云遉邏〈知毛利〉」

みち‐もり【道守】

〘名〙 道路、特に駅路を守り管理する人。ちもり。
万葉(8C後)四・五四三「手弱女の 吾が身にしあれば 道守(みちもり)の 問はむ答を 言ひ遣らむ 術を知らにと」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「道守」の意味・読み・例文・類語

みち‐もり【道守】

道路や駅路を守る人。ちもり。
「―の問はむ答へを言ひ遣らむ」〈・五四三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「道守」の解説

道守 どうしゅ

?-? 鎌倉時代,後鳥羽(ごとば)天皇皇子
母は少納言典侍真言宗仁和寺(にんなじ)保寿院にはいり,はじめ円快を名のる。良遍弟子法印ついで僧正となり,宮僧正と称された。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android