選択雇用税(読み)せんたくこようぜい(その他表記)selective employment tax

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「選択雇用税」の意味・わかりやすい解説

選択雇用税
せんたくこようぜい
selective employment tax

イギリスが 1966~73年に労働力の適正配置を促進するため採用した租税制度雇用主から使用者1人につき1週あたり一定額の雇用税を徴収したあと,(1) 製造業者には 30%のプレミアムをつけて還付し,(2) 農林漁業,運輸通信業,国・地方公共団体などにはプレミアムなしで還付し,(3) 商業金融などのサービス業にはまったく還付しないというもの。労働力を流通・サービス業などから労働力不足の製造業に誘導することが目的であった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む