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郡評論争 ぐんぴょうろんそう

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世界大百科事典 第2版の解説

ぐんぴょうろんそう【郡評論争】

日本古代史学上の論争。大化改新の詔発令の646年(大化2)から大宝令制定の701年(大宝1)までの間の地方行政組織が《日本書紀》にみえる郡制か,金石文などにみえる評制か,さらに改新の詔の史料的信憑性をめぐって争われた。1951年井上光貞の説の発表によって論争が始まり,60年代に活発化する。おもな説は(1)評制は飛鳥浄御原令施行の689年(持統3)以前の制で,改新の詔は浄御原令を転載したとする説(井上光貞,八木充,上田正昭),(2)改新の詔で郡制を制定したが実際は浄御原令まで旧来の国造制と暫定的な評制が併行したとする説(関晃),(3)大宝令施行まで評制が行われたとする説(磯貝正義)の3説である。

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