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部族連盟 ぶぞくれんめいtribal league

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

部族連盟
ぶぞくれんめい
tribal league

人類学用語。隣接した領土を占め,類似した言語の基礎のうえに,氏族の共通出自,共通の感情などを実質的に伴って,さらに高度な組織に再統合された共同体をいう。 L.モーガンによれば,相互に防衛するために連合しようとする傾向は,血族的かつ隣接する部族の間にはきわめて自然に存在していたから,結合の利益が実際の経験によって認知されるようになると,最初に連合していた組織は,おもむろに連合的統一に凝集される。それは氏族を部族に結合した原則の拡大による,低位の組織からより高位の組織への発達にほかならないとした。さらにモーガンは,ことに財産と領地の成立発展とともに,政治社会が形成され,血縁を中心とした共同体から地縁を基盤とした連合体が成立し,これが部族国家にまで発展してゆくと考えたが,こうした理論の成立の背景には,J.マクレナン,H.スペンサーらの進化論があった。しかし,実際の諸社会にみられる統合の程度には,規模の大小にかかわらず種々の形態があることから,今日では多面的な研究が進められている。

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