郷鎮企業(読み)ごうちんきぎょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「郷鎮企業」の意味・わかりやすい解説

郷鎮企業
ごうちんきぎょう

中国で人民公社解体後の 1985年頃から急増した農村企業の総称。人民公社の解体後,公社あるいは生産大隊が経営していた社隊企業は,中国農村の末端の行政単位である郷 (村) や鎮 (町) が経営する集団所有の郷鎮企業として再出発した。個別農家により農業経営の請負を行う農業経営請負制を導入したことにより生じた余剰労働力の多くは,これらの郷鎮企業に吸収された。郷鎮企業は,農業,工業,交通・運輸業,建築業など多方面にわたり,商品経済の発展を促した。しかし国営企業と異なり,資金や原材料の供給などで政府の保護を受けられないことから,最近は経済引締めの影響で倒産の危機に陥るものもみられる。

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