鄙事(読み)ヒジ

精選版 日本国語大辞典 「鄙事」の意味・読み・例文・類語

ひ‐じ【鄙事】

  1. 〘 名詞 〙 いやしい事柄。鄙俗な仕事。
    1. [初出の実例]「身をなげて死し無益ほどに、此は鄙事をして身を致たぞ」(出典:史記抄(1477)一二)
    2. 「廃藩の後諸公漸く鄙事に慣れ」(出典:明六雑誌‐一二号(1874)政論・三〈津田真道〉)
    3. [その他の文献]〔論語‐子罕〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「鄙事」の読み・字形・画数・意味

【鄙事】ひじ

俗事。〔論語、子罕〕吾少(わか)くして賤し。故に鄙事に多能なり。君子は多ならんや、多ならざるなり。~子云ふ、吾試(もち)ひられず。故にありと。

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