酒巻和男(読み)サカマキ カズオ

20世紀日本人名事典 「酒巻和男」の解説

酒巻 和男
サカマキ カズオ

昭和期の海軍少尉 元・ブラジルトヨタ社長。



生年
大正7(1918)年11月8日

没年
平成11(1999)年11月29日

出生地
徳島県阿波郡阿波町

学歴〔年〕
海兵〔昭和15年〕卒

経歴
昭和16年12月、開戦時に真珠湾攻撃に参加。10人で特殊潜航艇に乗りこみ、奇襲をかけたが、進路を誤って海岸漂着、日本人捕虜第1号となった。戦後、21年トヨタ自動車工業(現・トヨタ自動車)に入社、44年ブラジルトヨタ社長に就任。またブラジルの日系商工会議所専務理事もつとめ、58年帰国。その後関連会社の社長を経て、62年定年退職した。24年胸中を記した「捕虜第一号」を刊行

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「酒巻和男」の解説

酒巻和男 さかまき-かずお

1918-1999 昭和時代軍人,経営者
大正7年11月18日生まれ。昭和16年海軍少尉。特殊潜航艇乗組員となり真珠湾攻撃に参加。潜航艇が座礁して太平洋戦争での日本人最初の捕虜となる。アメリカ収容所にはいり,21年帰国。トヨタ自動車工業に入社,44年からブラジルトヨタ社長をつとめた。平成11年11月29日死去。81歳。徳島県出身。海軍兵学校卒。著作に「捕虜第一号」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「酒巻和男」の解説

酒巻 和男 (さかまき かずお)

生年月日:1918年11月18日
昭和時代の海軍軍人;実業家
1999年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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