酥油(読み)ソユ

精選版 日本国語大辞典 「酥油」の意味・読み・例文・類語

そ‐ゆ【酥油・蘇油】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 牛乳から得られる油。生酥・熟酥の別がある。食用・薬用ほか、体の塗布に用い、また、密教で護摩を修する場合に用いる。バターに似たもの。酥。
    1. [初出の実例]「我が法の中には蘇油の食を不許ず」(出典:今昔物語集(1120頃か)三)
    2. [その他の文献]〔十誦律‐一三〕
  3. せんそ(蟾酥)
  4. ( 蘇油 ) =そごうこう(蘇合香)[ 一 ]

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android