采詩(読み)サイシ

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「采詩」の意味・読み・例文・類語

さい‐し【采詩・採詩】

  1. 〘 名詞 〙 風俗を視察して施政の参考にするために天下をめぐり、民間に行なわれている歌詩をとり集めること。中国、周代に行なわれたとされる。〔漢書‐食貨志上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「采詩」の読み・字形・画数・意味

【采詩】さいし

古代に風俗を察するため、各地の歌謡を採集した。〔漢書、食貨志上〕孟春、群居する將(まさ)に散ぜんとす。行人(かうじん)(号令を司る官)木鐸を振りて路に徇(とな)へ、以て詩をり、之れを大師に獻じ、其の律を比し、以て天子に聞(ぶん)す。

字通「采」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android