旺文社世界史事典 三訂版 「重要産業国有化」の解説
重要産業国有化
じゅうようさんぎょうこくゆうか
第二次世界大戦後の経済復興のために,副首相となったモリソンを中心に進められたもので,合理化と生産システムの建て直しのために公社・公団方式がとられた。1946年3月のイングランド銀行から始まり,8月にはBOACなどの航空会社,47年に石炭・電気通信,48年電力,49年ガス,そして51年には企業側の激しい抵抗を排除して鉄鋼を国有化した。社会保障の立法化とともに労働党の政策の柱として行われた。
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報