野原休一(読み)ノハラ キュウイチ

20世紀日本人名事典 「野原休一」の解説

野原 休一
ノハラ キュウイチ

明治〜昭和期のエスペランチスト,教師 山口県豊浦小学校教諭。



生年
明治4年11月10日(1871年)

没年
昭和23(1948)年6月29日

出生地
山口県長府

学歴〔年〕
高等師範学校卒

主な受賞名〔年〕
小坂賞〔昭和14年〕

経歴
明治39年に日本エスペラント協会入会。40年以降は山口県の豊浦小学校教諭となり、物理化学を教えた。その傍らエスペラント研究を進め、「日本書紀」「方丈記」などをエスペラント語翻訳。エスペラントを通じて日本の紹介するとともに、国内での普及にも尽力した。昭和14年小坂賞を受章

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「野原休一」の解説

野原休一 のはら-きゅういち

1871-1948 明治-昭和時代前期のエスペランティスト,教育者
明治4年11月10日生まれ。39年日本エスペラント協会にはいる。翌年から郷里山口県の豊浦(とよら)中学で物理,化学をおしえるかたわら,エスペラントの研究をすすめる。「日本書紀」「方丈記」などの古典をエスペラントに翻訳,その普及につとめた。昭和23年6月29日死去。78歳。高等師範卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android