野崎啓造(読み)ノザキ ケイゾウ

20世紀日本人名事典 「野崎啓造」の解説

野崎 啓造
ノザキ ケイゾウ

明治期の司法官 検事総長;貴院議員。



生年
嘉永5年2月(1852年)

没年
明治43(1910)年11月17日

出生地
安芸国(広島県)

経歴
明治8年司法省に出仕し、14年に検事となる。22年からフランス・ドイツを視察し、帰国したのちは横浜・東京の地方裁判所検事正や大審院検事などを歴任。この間、李鴻章狙撃事件(下関事件)や朝鮮閔妃暗殺事件などの裁判に関わった。31年東京控訴院検事長となるが、法相と対立して辞任した横田国臣後任として、同年11月検事総長に就任。37年に辞職したのち、貴院議員に選ばれた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「野崎啓造」の解説

野崎啓造 のざき-けいぞう

1852-1910 明治時代の司法官。
嘉永(かえい)5年2月生まれ。明治8年司法省にはいり,横浜,東京,大阪の地方裁判所検事正,広島,東京の控訴院検事長などをつとめ,31年検事総長となる。この間閔妃(ミンビ)暗殺事件の裁判を指揮した。38年貴族院議員。明治43年11月17日死去。59歳。安芸(あき)(広島県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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