デジタル大辞泉 「野拙」の意味・読み・例文・類語 や‐せつ【野拙】 [代]一人称の人代名詞。男子が自分をへりくだっていう語。「―には悦び大方ならず候」〈芭蕉書簡〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「野拙」の意味・読み・例文・類語 や‐せつ【野拙】 [ 1 ] 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 粗野なこと。また、そのさま。〔宋書‐趙倫之伝〕[ 2 ] 〘 代名詞詞 〙 自称。男子が謙遜(けんそん)して用いる。[初出の実例]「野拙は、むかし風にて、当世の風にはあひ侍らず」(出典:集義和書(1676頃)一四)[その他の文献]〔陶弘景‐与梁武帝啓〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「野拙」の読み・字形・画数・意味 【野拙】やせつ 礼儀知らず。〔宋書、趙倫之伝〕倫之、外戚貴なりと雖も、儉素を以て自ら處(を)る。性、野拙にして、人世務、解せざる多し。字通「野」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報