野田誠三(読み)ノダセイゾウ

デジタル大辞泉 「野田誠三」の意味・読み・例文・類語

のだ‐せいぞう〔‐セイザウ〕【野田誠三】

[1895~1978]実業家兵庫の生まれ。京都帝大卒業後、阪神電鉄に入社。大正12年(1923)から甲子園球場の設計工事責任者となる。昭和26年(1951)には同社社長となり、阪神タイガースオーナーとしてプロ野球発展に貢献した。

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関連語 学歴

20世紀日本人名事典 「野田誠三」の解説

野田 誠三
ノダ セイゾウ

昭和期の実業家 阪神電鉄会長;大阪タイガースオーナー。



生年
明治28(1895)年2月11日

没年
昭和53(1978)年3月28日

出生地
兵庫県加西郡賀茂村

学歴〔年〕
京都帝大土木工学科〔大正11年〕卒

経歴
大正11年阪神電気鉄道入社。不動産総務、事業施設、運輸各部長を経て、昭和16年取締役となり、常務専務ののち26年社長。27年大阪野球倶楽部(現・阪神タイガース)会長。32年阪神百貨店社長、35年阪神不動産社長などを経て、42年阪神電鉄会長、47年相談役。甲子園球場の設計者で、41年にはプロ野球オーナー会議初代議長を務め、49年野球殿堂入り。


野田 誠三
ノダ セイゾウ

昭和期の出版人 野田書房経営。



生年
明治44(1911)年5月11日

没年
昭和13(1938)年5月1日

出生地
東京市

学歴〔年〕
早稲田大学仏文科卒

経歴
在学中に堀辰雄の「美しい村」を限定出版し、野田書房を始める。多くの本を限定出版し、他に「コルボオ叢書」を刊行した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「野田誠三」の解説

野田誠三 のだ-せいぞう

1895-1978 昭和時代経営者
明治28年2月11日生まれ。大正11年阪神電気鉄道にはいり,昭和26年社長。のち阪神百貨店社長を兼務。42年阪神電鉄会長。プロ野球阪神タイガースのオーナーをつとめ,49年野球殿堂入りした。昭和53年3月28日死去。83歳。兵庫県出身。京都帝大卒。

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