日本歴史地名大系 「野鞍庄」の解説
野鞍庄
ののくらのしよう
〔皇室領野鞍庄の伝領〕
永暦元年(一一六〇)一一月二日の美福門院庁下文(国立歴史民俗博物館蔵醍醐寺文書)によれば、美福門院(鳥羽天皇皇后、藤原得子)が
〔仏名院領の伝領〕
仏名院は美福門院が平治年間(一一五九―六〇)に建立したもので(建長五年八月日「後嵯峨院庁下文」国立歴史民俗博物館蔵醍醐寺文書)、初代院主聖心は寿永三年(一一八四)三月二〇日、院主職と当庄領家職を香愛若に、当庄預所職は門弟である奈良興福寺住侶の長心に譲与した(普成仏院々主聖心譲状案)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報