金声(読み)キンセイ

デジタル大辞泉 「金声」の意味・読み・例文・類語

きん‐せい【金声】

鐘やしょうなどの音色
美しい声。また、貴重な文章
「―の序文は得るも易かりぬべきを」〈鶉衣・笠の次手序〉

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精選版 日本国語大辞典 「金声」の意味・読み・例文・類語

きん‐せい【金声】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 金属の出す音。特に、鐘や鉦などの出す音色。→金声玉振(きんせいぎょくしん)。〔墨子‐経説上〕
  3. 美しい声。また、立派な人の書いた文章。貴重な文章。
    1. [初出の実例]「金声(キンセイ)ノ詩(シ)」(出典:文明本節用集(室町中))
    2. 「金声の序文は得るも易かりぬべきを」(出典:俳諧・鶉衣(1727‐79)続)

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普及版 字通 「金声」の読み・字形・画数・意味

【金声】きんせい

鐘の音。金声玉振は楽の始終をなす意。〔漢書、兒寛伝〕唯だ天子、中和の極をて、ねて條貫をぶ。金聲にして之れを玉振す。

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