金屋南遺跡(読み)かなやみなみいせき

日本歴史地名大系 「金屋南遺跡」の解説

金屋南遺跡
かなやみなみいせき

[現在地名]富山市金屋

金屋集落の南に位置する。神通じんづう川支流の一つ、井田いだ川下流左岸に発達した自然堤防上に立地し、北西に近接してくれ羽山はやま丘陵がある。標高約一一メートル。遺跡の広さは六万二五〇〇平方メートルに及ぶ。このうち約九〇パーセントの五万七二〇〇平方メートルが、金屋企業団地造成に伴い平成八年度から同一三年度まで六ヵ年かけて発掘された。古代・中世の集落のほぼ全域が発掘されており、集落構造や変遷を知る貴重な資料が得られている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android