金手町(読み)かねんてまち

日本歴史地名大系 「金手町」の解説

金手町
かねんてまち

[現在地名]甲府市城東じようとう一―二丁目

たくみ町の一丁目と三ノ堀を隔てて並行する南北の通りと、八日町ようかまち通・山田町ようだまち通の東端の工町横町に三ノ堀を境に続く二つの東西の横町からなる土居外の町人地で、下府中二三町の一町。城の東方に位置する当町の街路甲州道中にあたり、曲尺の形をとることから町名はこれにちなんだものといい、曲尺手かねのて町と書くものもある(裏見寒話)。慶安三年(一六五〇)の府中伝馬人足割帳(県立図書館蔵)に町名がみえ、寛文一二年(一六七二)の宿取書上(同館蔵)などには金之手町とも記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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