金衣(読み)きんい

精選版 日本国語大辞典 「金衣」の意味・読み・例文・類語

きん‐い【金衣】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 金糸で織ったり、金箔を押したりした衣。非常に美しい高価な衣服錦衣
    1. [初出の実例]「金衣高挙青雲上、玉羽難分白雪前」(出典:本朝無題詩(1162‐64頃)二・賦鶴〈藤原茂明〉)
    2. [その他の文献]〔張継‐明徳宮詩〕
  3. 「かんきつるい(柑橘類)」をいう。〔呉均‐橘賦〕
  4. きんいこうし(金衣公子)」の略。
    1. [初出の実例]「仮令金烏は日、銀竹は雨、金衣は鶯、〈略〉〈如此之類〉可連歌異名之物例」(出典:連歌新式追加並新式今案等(1501))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「金衣」の読み・字形・画数・意味

【金衣】きんい

金縷の衣。

字通「金」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android