金轡（読み）カナグツワ

デジタル大辞泉 「金轡」の意味・読み・例文・類語

かな‐ぐつわ【金×轡】

金属製のくつわ。

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精選版 日本国語大辞典 「金轡」の意味・読み・例文・類語

きん‐ぐつわ【金轡】

  1. 〘 名詞 〙 金製または、金色のくつわ。転じて、他の者を自分の自由にしたり、あやつったりできるかねの力をいう。
    1. [初出の実例]「金轡(キンクツワ)の網を張って、きめ細(こまか)に探されちやァ、とても見付るお前方の形姿(なりかたち)」(出典：人情本・契情肝粒志（1825‐27）二)

かな‐ぐつわ【金轡】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 金属製のくつわ。かねぐつわ。
  3. ② 口止め料として贈る賄賂(わいろ)。かねぐつわ。
    1. [初出の実例]「これサ、野暮を言ふまい、金轡(カナグツワ)が当世だぜ」(出典：歌舞伎・御国入曾我中村（1825）中幕)

かね‐ぐつわ【金轡】

  1. 〘 名詞 〙 ＝かなぐつわ（金轡）

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普及版 字通 「金轡」の読み・字形・画数・意味

【金轡】きんぴ

金のたづな。

字通「金」の項目を見る。

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