形姿(読み)けいし

精選版 日本国語大辞典 「形姿」の意味・読み・例文・類語

けい‐し【形姿】

〘名〙
① すがたかたち容姿
孤児なる芸術(1949)〈山本健吉〉「ここに描かれた市民像の原型に〈略〉アルチザンの形姿が存在していることは自明である」
② (━する) かたちに表わすこと。
※女房的文学論(1947)〈平野謙〉「私のいわゆる女房的肉眼ひとつ範型にまで形姿しているのはやはり藤村の『家』だろう」

なり‐すがた【形姿】

〘名〙 なりふり。身なり。
源氏(1001‐14頃)葵「よき若人童べのなりすがた、めやすくととのへて」

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デジタル大辞泉 「形姿」の意味・読み・例文・類語

なり‐かたち【姿/貌】

すがたかたち。身なり。
[類語]格好かたち外形形状姿すがた姿形すがたかたちなり様子身なりなりふり外見外面外貌輪郭服装風体ふうていスタイル姿勢姿態体勢かた振りポーズ身振り所作しぐさ素振り思わせ振り演技ジェスチャー

なり‐すがた【形姿】

なりふり。身なり。

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