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針妙 シンミョウ

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デジタル大辞泉の解説

しん‐みょう〔‐メウ〕【針妙】

宮廷女房の私室にいて、主に裁縫をする上級の女中。
「なま―の、衣盗みて小袖になして着たる」〈無名抄
一般の家庭や寺院で、裁縫をさせるために雇う女。寺院では女人禁制であったので、この名目で妻を置く所もあった。
「―のすわった形(なり)に灯がとぼり」〈柳多留・初〉

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大辞林 第三版の解説

しんみょう【針妙】

〔「妙」は「少女」を合わせて一字としたもの。僧侶の隠語〕
宮中の女官の私室で、裁縫などをした女中。
寺で裁縫をする女。寺は女人禁制なので、この名目でひそかに妻女をおいた。
貴人の家、一般の家庭などに雇われて裁縫をする女。 「 -をおはりと言てしかられる/柳多留 13

出典|三省堂
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世界大百科事典内の針妙の言及

【針子】より

…お針子ともいう。日本では,近世に裁縫を〈お針〉とか〈針仕事〉と呼ぶようになり,江戸時代には大名などの衣服を仕立てる呉服所で,針妙(しんみよう)と呼ばれる裁縫をする女性が働いていた。裁縫技術は,江戸では家庭で身につけるのが一般的であったが,上方では縫物師のところや寺子屋でも習得した。…

【和裁】より

…今日のような繊細な縫い方が行われるようになったのは,小袖が定着した江戸初期ころという。それ以前の裁縫職の女性の針妙(しんみよう)のほか,専門の仕立屋もあったが,一般家庭では家族のための和服をまかなうために和裁ができることを嫁入りの条件として娘たちに習得させた。明治時代からの学校教育でも女子の裁縫科目があり,塾もあった。…

※「針妙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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