釣月院(読み)ちようげついん

日本歴史地名大系 「釣月院」の解説

釣月院
ちようげついん

[現在地名]相良町地頭方

海嶽山と号し、曹洞宗本尊聖観音。応仁二年(一四六八)の創立と伝え、開基地頭方じとうがたの桜井蔵人、開山は央山疑中。寺領五〇石を有する古刹であった。なお創立については文安二年(一四四五)など諸説あり、天正一七年(一五八九)に再興され曹洞宗に改宗したという。当院には臨済宗の学僧虎関師錬の書といわれる「釣月院禅院」の横額があり、これが真筆であるとすれば創立年代・宗派について手掛りになると思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android