鈴木百年(読み)すずき ひゃくねん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鈴木百年」の解説

鈴木百年 すずき-ひゃくねん

1825-1891 幕末-明治時代の日本画家。
文政8年5月28日生まれ。鈴木星海の子。円山派大西椿年(ちんねん)らに師事。明治13年京都府画学校の開設にあたり北宗科の教師となる。山水・花鳥画を得意とし,門人がおおく鈴木派と称された。明治24年12月26日死去。67歳。京都出身。名は世寿。字(あざな)は子孝通称図書別号に大椿翁。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の鈴木百年の言及

【円山四条派】より

…幕末期活躍した画家に円山派の中島来章(1796‐1871)と四条派の塩川文麟(1808‐77)があり,前者の門に川端玉章が現れ,両者に学んだ幸野楳嶺(ばいれい)(1844‐95)は創作とともに教育に力を尽くし,その門から菊池芳文(1862‐1918),三宅呉嶠(ごきよう)(1864‐1919),竹内栖鳳,谷口香嶠(こうきよう)(1864‐1915)ら逸材が輩出した。円山派の森寛斎(1814‐94)や鈴木百年(1825‐91)・松年(1849‐1918)父子も幕末明治期京都画壇の大家として活躍した。【河野 元昭】。…

※「鈴木百年」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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