日本歴史地名大系 「鈴神城跡」の解説 鈴神城跡すずかみじようあと 広島県:庄原市門田村鈴神城跡[現在地名]庄原市門田町西城(さいじよう)川北岸の鈴神山(三三七メートル)頂上にある中世の山城跡。山を小平(こひら)山ともよぶことから小平山城跡ともいう。鈴神山は北東から南西にのびる尾根をなし、山頂に約五〇〇メートルの細長い平坦面がある。その南西部分に本丸・二の丸・三の丸・土塁・空堀などが設けられる。郭の配置は直線状で単純な構成であるが、北と西は谷川に向けて切りたっており、南も急斜面で眼下に広がる門田(もんで)の水田地帯との標高差は約一二〇メートルあり、要害の地である。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報