鉱床生成期(読み)こうしょうせいせいき(その他表記)metallogenic epoch

改訂新版 世界大百科事典 「鉱床生成期」の意味・わかりやすい解説

鉱床生成期 (こうしょうせいせいき)
metallogenic epoch

ある地域に同一の成因をもつ鉱床が集中的に生成した時期をいう。鉱床は火成作用堆積作用などにより生成されるものであるから,鉱床生成期はそのような作用が起こった時期に対応している。時期,期間ともに鉱床のタイプによりさまざまであるが,先カンブリア時代から現在までの地質時代に世界各地でいろいろな鉱床生成期が知られている。例えば,全世界の大陸地域にみられる縞状鉄鉱層大部分は約20億年前ころの2億~3億年間に生成したもので,この時期に海洋大気組成に大きな変化が生じたために莫大な量の鉄鉱海水から沈殿したものと考えられている。日本の火成鉱床の大部分は二つの鉱床生成期,白亜紀(7000万~1億3000万年前)と新第三紀(1万~2500万年前)のいずれかに属しているが,これはこれらの時期に花コウ岩質マグマの活発な活動があり,多くの火成鉱床がその活動により生成されたためである。
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関連語 英彦 島崎 関根

最新 地学事典 「鉱床生成期」の解説

こうしょうせいせいき
鉱床生成期

metallogenic epoch

地殻の構造発展の輪廻の各段階に対応する,同じ成因型の鉱床生成が広く行われた一定の時期または時代。もとは,特定元素の鉱床群が形成された時期および同一成因の鉱床群が形成された時期の意味に用いられたが,その後は構造運動とマグマ活動との相関性に関連する同じ成因型の鉱床群が基準とされる。したがって造山帯のマグマ鉱床のみでなく,楯状地の鉱床群や堆積鉱床群の生成期に対しても同様に取り扱われる。鉱床生成期の時間的長さは,対象とする鉱床群の形成に関係した構造運動・マグマ活動の段階の長さに相応し,それの適用できる地域的広がりはその構造輪廻の範囲内に限られる。L. de Launay(1913)提唱

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