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銀行原理 ぎんこうげんりbanking principles

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

銀行原理
ぎんこうげんり
banking principles

イギリスのピール銀行条例 (1844) をめぐり,1840年代から 50年代を中心に行われた銀行券発行の原理に関する論争で通貨原理に対立した考え方。この立場をとったのは T.トゥック,J.フラートンらで,通常これらの人々を銀行学派と呼ぶ。その主張の第1は,銀行券は真正手形の割引を通じて発行されるかぎり過剰発行される (物価騰貴を引起す) ことはないというものであり,第2は銀行券流通は取引需要に応じて受動的に決定されるというものであり,第3は銀行券は貸付けの返済を通じて発券者に還流するので長期にわたる過剰発行はありえないとする還流法則である。銀行原理中央銀行が銀行券発行を正貨準備に厳密に対応させる通貨原理に反対したが,金と銀行券との兌換問題をめぐっては学派内でも異論があり,また中央銀行の立法上の位置づけにも明確な視点を出しえなかった。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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