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通貨原理 つうかげんりcurrency principles

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

通貨原理
つうかげんり
currency principles

銀行原理に対する用語。 1830年代を中心にイギリスで行われた通貨金融に関する論争で,銀行券の規制を主張した考え方。 D.リカードの流れをくんだ L.オーバーストーン,R.トレンズ,J.R.マカロック,G.ノーマンらによって主張されたもので,通常これらの人々を通貨学派と呼ぶ。物価は通貨の流通量の増減に応じて騰落するが,地金正貨が唯一の流通通貨である場合,正貨の必要流通量以上または以下の流通は,物価の騰落,正貨の流出入というメカニズムを生み出し,国際収支の均衡は自動的に調整される。ところが銀行券が流通する場合には,銀行券の発行が銀行の自由裁量にまかされるため,このメカニズムは機能しない。よって銀行券の流通量は正貨流通下での地金通貨の増減と同じように増減されるべきであるというもの。この論争は結局通貨学派の勝利に帰し,44年のピール銀行条例に具体化されるにいたった。

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