日本大百科全書(ニッポニカ) 「銅仁」の意味・わかりやすい解説 銅仁どうじん / トンレン 中国、貴州(きしゅう)省北東部の地級市。湖南(こなん)省境付近、沅江(げんこう)の支流辰水(しんすい)水系流域に位置する。人口427万2000(2011)。2市轄区、4県、4自治県を管轄する(2016年時点)。古くはミャオ族(苗(びょう)族)の地で、元代以降、中央王朝の統治が及ぶようになった。トゥチャ族(土家族)、ミャオ族、トン族などの少数民族が人口の約7割を占める。水運と湖南省への自動車道による省北東部の交易中心地であり、また、南の万山(まんざん)には中国有数の水銀産地がある。[小野菊雄・編集部 2016年12月12日][参照項目] | 貴州(省) | ミャオ族 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「銅仁」の意味・わかりやすい解説 銅仁【どうじん】 中国,貴州省北東部,湖南省境に近い都市。湖南省方面との連絡も便利で,【げん】江の支流錦江水運の要地である。付近に産する桐油,茶,五倍子などの取引が盛ん。南方の万山場は中国有数の水銀産地として著名。45万人(2014)。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報