銅盤(読み)ドウバン

精選版 日本国語大辞典 「銅盤」の意味・読み・例文・類語

どう‐ばん【銅盤】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 銅製のたらい。
    1. [初出の実例]「早起盥嫩(くゎんそう)せんと欲するに完全なる銅盥(ドウバン)なく」(出典最暗黒之東京(1893)〈松原岩五郎〉三)
    2. [その他の文献]〔史記‐平原君伝〕
  3. どうばち(銅鈸)通典‐楽四・金〕

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普及版 字通 「銅盤」の読み・字形・画数・意味

【銅盤】どうばん

銅の水盤。〔後漢書、方術下、左慈伝〕嘗(かつ)て(曹)操の座に在り、操~曰く、今日高會、珍羞(ちんしう)略(ほぼ)備はる。少(か)く江の鱸魚(ろぎよ)のみと。放(元放、左慈の字(あざな))~因りて銅盤を求めて水を貯へ、須臾(しゆゆ)にして一鱸魚をり出す。

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世界大百科事典(旧版)内の銅盤の言及

【銅鈸】より

…単に鈸ともいい,古くは抜,跋などとも書いた。中国では銅鈸子,銅盤ともいい,鐃(によう),鐃鈸,鋪,星などとも称した。インドから仏教楽器として渡来,古くは銅抜,銅跋などと書いたが,唐以後銅鈸と書くようになった。…

※「銅盤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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