銭文(読み)せんぶん

精選版 日本国語大辞典 「銭文」の意味・読み・例文・類語

せん‐ぶん【銭文】

〘名〙 銭の表面にきざみこまれた文字。江戸末期までの銭貨は表面に四文字を配し、額面を明示していないのが通例であり、その表面の文字をいう。これは中国の銭貨にならったもので、吉語または年号を配した。せんもん
続日本紀‐天平宝字四年(760)三月丁丑「其新銭文曰万年通宝一当旧銭之十」 〔後漢書‐光武帝紀論〕

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普及版 字通 「銭文」の読み・字形・画数・意味

【銭文】せんぶん

銭の刻文

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