20世紀日本人名事典 「錦織竹香」の解説
錦織 竹香
ニシコオリ チッコウ
- 生年
- 安政1年12月25日(1855年)
- 没年
- 昭和20(1945)年3月5日
- 出生地
- 出雲国簸川郡荘原村(島根県斐川町)
- 本名
- 錦織 久美
- 学歴〔年〕
- 松江女子師範学校〔明治12年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 勲四等瑞宝章〔大正12年〕
- 経歴
- 小学校教員を経て、松江女子師範学校に学び、明治12年に卒業ののち同付属小学校訓導となる。14年男子師範学校付属小学校の訓導となり、36年には女子師範学校の移転に伴い同行の教授に転じた。42年奈良女子高等師範学校の開校と共に教授兼舎監に就任し、以後16年に渡って修身と裁縫を講じた。大正14年勅任待遇となり、52年に渡って女子教育に尽くした功績が評価されて勲四等瑞宝章を受章。13年島根に帰郷し、以後は県下の教育発展に尽力した。また書画や和歌にも優れ、故郷の荘原小学校にある二宮尊徳像の「至誠報徳」の文字を揮毫した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報