普及版 字通 「錬(漢字)」の読み・字形・画数・意味
錬
常用漢字 16画
(旧字)
人名用漢字 17画
[字訓] ねる・ねりがね
[説文解字]
[字形] 形声
声符は柬(かん)。柬に(練)・(れん)の声がある。柬は(ふくろ)の中にものを入れて、加工する形。〔説文〕十四上に「金を治むるなり」(段注本)とあり、熱してその不純物を去り、精製することをいう。すべてものを錬成・錬磨することをいう。
[訓義]
1. ねる、ねりあげる、しあげる。
2. ねりがね。
3. きたえる、きたえあげる。
4. 練と通用する。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 祢利加祢(ねりがね)〔名義抄〕 ネル・カネキタフ・カネネル・カナシル・ヌク・ミガク・刀ノサキ・ネヤス
[語系]
・・・lianは同声。水に、火にといい、糸麻や金に施すことを・という。
[熟語]
錬気▶・錬金▶・錬句▶・錬形▶・錬志▶・錬師▶・錬鑠▶・錬成▶・錬丹▶・錬度▶・錬魄▶・錬磨▶・錬冶▶・錬薬▶
[下接語]
研錬・攻錬・鑽錬・砥錬・修錬・熟錬・銷錬・心錬・精錬・製錬・鍛錬・鋳錬・陶錬・百錬・冶錬・養錬・鎔錬・錬
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報