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高徳院 こうとくいん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

高徳院
こうとくいん

神奈川県鎌倉市長谷にある浄土宗の寺。山号は獅子吼山 (以前は大異山) ,寺号は清浄泉寺。創建は天平年間に行基によると伝えられるが,真言宗臨済宗 (建長寺派) に属すなどの経緯ののち,江戸時代の中頃,祐天が中興してから浄土宗光明寺の末寺となった。本尊阿弥陀如来像は,暦仁1 (1238) ~寛元1 (43) 年鎌倉幕府の命を受けた勧進聖浄光の尽力で木造で建立され,建長4 (52) 年青銅製で造り直された。これが今日,鎌倉の大仏として広く知られる高さ約 13m (台座部分約 2m) の大仏で,国宝に指定されている。

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デジタル大辞泉の解説

こうとく‐いん〔カウトクヰン〕【高徳院】

神奈川県鎌倉市長谷にある浄土宗の寺。山号は大異山。寺号は清浄泉寺。「鎌倉の大仏」と通称される本尊の金銅大仏は建長4年(1252)鋳造に着手されたもので国宝。→鎌倉の大仏

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デジタル大辞泉プラスの解説

高徳院

神奈川県鎌倉市にある寺院。鎌倉時代創建。浄土宗。本尊の銅造阿弥陀如来坐像は高さ13.35mで、鎌倉大仏とも呼ばれ国宝に指定。

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大辞林 第三版の解説

こうとくいん【高徳院】

鎌倉市長谷はせにある浄土宗の寺。山号は大異山。本尊の阿弥陀如来は「鎌倉大仏」として知られる。 → 鎌倉大仏

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

高徳院
こうとくいん

神奈川県鎌倉市長谷(はせ)にある浄土宗の寺。大異山(だいいざん)と号する。本尊の金銅阿弥陀如来(あみだにょらい)の巨像(露座、像高11.5メートル)により、「鎌倉大仏」「長谷の大仏」として知られる。開基は不詳。1195年(建久6)源頼朝(よりとも)は東大寺供養(くよう)に参列しているが、「大仏縁起」によると、このときに頼朝は鎌倉大仏建立を誓願したと伝えている。また生存中に果たせなかった頼朝の遺志を実行に移したのは稲田野局(つぼね)であるとしている。大仏殿は僧浄光の勧進(かんじん)により営造が計画され、1238年(暦仁1)3月に営造の儀が行われた。ついで5月に仏像の頭をあげたが、当初の大仏は木造であった。大仏殿は1243年(寛元1)6月に完成。現在の金銅仏は1252年(建長4)8月に鋳造を開始したが、完成時は不明。またいつごろ露座となったか明らかでないが、1486年(文明18)にはすでに露座となっていることが『梅花無尽蔵(ばいかむじんぞう)』によって知られる。1498年(明応7)の大地震と水害以降、荒廃の一途をたどったが、1712年(正徳2)増上寺の裕天(ゆうてん)僧正がこれを再興、高徳院とし、以後浄土宗となる。1733年(享保18)住職の養国上人(しょうにん)は大仏修補を発願し、39年(元文4)開眼供養を行った。現在は露座仏の周りに鉄筋の回廊、書院がある。大仏は1958年(昭和33)に国宝に指定された。[清水 乞]
『清水真澄著『鎌倉大仏』(1982・有隣堂)』

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世界大百科事典内の高徳院の言及

【鎌倉大仏】より

…神奈川県鎌倉市の高徳院(浄土宗)にある大仏。はじめは僧浄光の勧進により幕府の財政的援助と民衆の喜捨を得て1243年(寛元1)に完成した木像の阿弥陀如来であったと伝えられる。…

※「高徳院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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