鐺が詰まる(読み)コジリガツマル

デジタル大辞泉 「鐺が詰まる」の意味・読み・例文・類語

こじりま・る

が詰まると刀の抜き差しがならなくなるところから》借金の払いができず動きがとれなくなる。
「当たる所が嘘八百、いかう―・ってきた」〈浄・冥途の飛脚

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精選版 日本国語大辞典 「鐺が詰まる」の意味・読み・例文・類語

こじり【鐺】 が 詰(つ)まる

  1. 刀のさやの先端が詰まって短くなる。転じて、抜き差しならない状態になる。借金などのために、経済的に動きがとれなくなる。首が回らない。
    1. [初出の実例]「下手のつくれる奈良刀の鞘鳴(さやなり)して、小尻つまりぬれば、剃刀の刃よりも薄き身上にて」(出典仮名草子東海道名所記(1659‐61頃)三)

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