長安院
ちようあんいん
蛭子町の南山際にあったが、現在建物はなく法人登録上寺名が残るのみ。ただし位牌堂跡に浜田藩主一族や家老などの墓碑が移されている。松林山と号し、浄土宗。本尊は阿弥陀如来。慶安二年(一六四九)浜田藩主として松平(松井)周防守康映が播磨宍粟(現兵庫県山崎町)から転じてきた時、浜田における菩提所として翌三年に京都金戒光明寺(現京都市左京区)末として建立、宝永六年(一七〇九)に再建されたと伝える(石見年表)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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