長曾禰虎徹(読み)ながそねこてつ

精選版 日本国語大辞典 「長曾禰虎徹」の意味・読み・例文・類語

ながそね‐こてつ【長曾禰虎徹】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「長曾禰虎徹」の解説

長曾禰虎徹 ながそね-こてつ

1605?-1678 江戸時代前期の刀工
慶長10年?生まれ。越前(えちぜん)(福井県)の甲冑(かっちゅう)師といわれるが,生国は近江(おうみ)(滋賀県),江戸ともされる。江戸で和泉守(いずみのかみ)兼重にまなんだという。切れ味がするどく,数珠(じゅず)刃といわれる刃文をもつ刀を製作した。偽作がおおかった。延宝6年6月24日死去。74歳? 生年に慶長元年説,没年に延宝5年説もある。名は興里。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「長曾禰虎徹」の意味・わかりやすい解説

長曾禰虎徹
ながそねこてつ

[生]?
[没]延宝5(1677).江戸
江戸時代前期の代表的刀鍛冶。名は興里。虎徹は号。初め福井などで甲冑師として知られたが,明暦年間 (1655~58) に江戸に出て刀鍛冶になり,大坂津田助広井上真改とともに名刀工として知られた。刃文は互 (ぐ) の目文,地鉄の鍛えにすぐれていた。養子興正ものちに虎徹の銘を用いている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android